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「ラ・ラ・ランド」6部門受賞の今こそ見るべきミュージカル

不覚でした。おそらくこんな内容なんだろうなと知った気になっていて、だから、今さらいいや、と遠ざかっていました。 細切れに触れてきた記憶から勝手な想像が創り上げられていて、なぜだかその映画は、いつかどこかで観た映画リストの隅っこで冬眠状態とな…

新海誠は100パーセントの女の子を見つけたのか

「君の名は。」を観終わった後、なんか引っかかるものがあって、その正体はなんだろうと記憶の端っこを探してみたら、ああ、ありました。 村上春樹の初期の短編に「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」というのがあります。 10…

スタンダードになるであろう「この世界の片隅に」は今見ておくべき一本

konosekai.jp 監督の片渕須直さんが言っています。 「『ローマの休日』がワイラーの映画だと思う人は世の中にどれくらいいるだろうか。でも、『ローマの休日』はオードリー・ヘプバーンの映画だ、みんな知っている。映画ってそういうものなんだ。 『この世界…

ゼロ・グラビティにゼロはいらない~あまちゃんとの強引な関係

映画館で3Dメガネかけてタイトルが出てくるまで、ずーと「ゼロ」ありが原題だと思っていました。なのにスクリーンのタイトルには「ZERO」がなかった。そうか、原題は「GRAVITY(重力)」なのか。重力か無重力か、このタイトルの違いはおおきいぞーと身構えな…

軍艦島→要塞島=「冒険者たち」から「コンテンツの秘密」

世界文化遺産に登録されるかどうかの長崎・軍艦島。 行ったことないけれど軍艦島の映像を見るたびに思い出す映画があります。 古い映画ですが、「冒険者たち」(1967年ロベール・アンリコ) 冒険者たち [DVD] 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテイン…

映画「歩いても歩いても」と自己犠牲ってなんだ

是枝裕和の映画「歩いても歩いても」のなかにこんなシーンがあります。 原田芳雄と樹木希林の老夫婦が住む家に、長女・YOUと次男・阿部寛が、それぞれ家族を連れて集まってきます。が、長男はそこにいません。なぜならその日は、長男の命日だから。 映画内で…

チャップリン「街の灯」はハッピーエンドなのかい?

1931年制作のサイレント映画、チャールズ・チャップリンの「街の灯」。カン違い、すれ違い、ズレを活かした笑いの見事さはもちろん、ラストのあのシーンにはなんど泣かされたことか。 街の灯 (2枚組) [DVD] 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2010/12…