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松岡修造再び。噴水になりきれない自分もまた良し

身近にいたら暑苦しく鬱陶しく半径3メートル以内には近寄らないけれど、松岡修造は気になる。自分にまったくないもの、というか欠けているものを持っているからです。
 
ちょっと待てよ。
 
欠けている、と思ってしまうということは心のどこかでは「欲しい」「ああなりたい」という願望があるに違いなく、でもだからいって積極的に目指しているというのでもないけれど、やっぱりヒトはどこかで自分の欠片を埋めたくなってしまうのか。
 
NHKEテレSWITCHインタビュー 達人達(たち) - NHK
茂木健一郎と名言合戦をやっていた。
そのなかのひとつがこれ、「今日から君は噴水だ」
 
 
松岡修造がロシアの噴水で有名な公園に行った時、そこの噴水を見てこう思った。
 「出し切ってる!」
大きな噴水小さな噴水すべての噴水がなんとなく出していない。それぞれがバーンとすべてを出し切っている。
中途半端はいけない。とにかく出し切れ!
そこで生まれたのが「今日から君は噴水だ!」
 
 
「全力を出し切れ!」を比喩的に言い換えただけ、といってしまえばそれだけですが、噴水にたとえるだけで印象が強まるから不思議です。
 
だいたいにおいて噴水は下から上に噴き出すもの。そこには重力に立ち向かうという試練がのしかかっています。
重力に負けず、かつ勢いをつけて出し切るには中途半端じゃいけません。一気に放出しなくては。
「全力を出し切れ」とコトバだけで伝えられるのに比べ、「今日から君は噴水だ!」はビジュアルが同時に浮かぶから強烈です。重力なんかに負けるもんかとガンバる姿も浮かぶからお手本になります。時にブシャー!とかいう音も脳内に響き渡ったりしてアドレナリン分泌量もハンパねえ。
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ハンパねえ。
 
 
最近外国人女性2人と仕事をしています。日本の観光地あちこちを一緒に撮影して回ったりしています。そんななか日本人スタッフの会話のなかに出てきた「ハンパねえ」というセリフに1人が引っかかりました。日本歴長く日本語もまあまあ話せる彼女ですが、「ハンパねえ」は初めて聞くコトバだったらしく「え、なに、それ。どんな意味!」と興味津々。スタッフに喋らせてボイスメモに録音したりもしていました。
 
 
ハンパねえ。
それは、中途半端でなくすべてを出し切っている状態。まさに噴水なのだ。
 

 

 
ハンパなく出し切ってるか、と問われたら決して「ハイ」と即答できるほど出し切っていない。振り返ってみるとアクセル緩めていつでも止まれるようにブレーキに足を乗せて走ってる。
それが自分の性格で、その状態が一番落ち着くから仕方ないと言えばそれまでだけど、だからこそ、「今日から君は噴水だ」と突きつけられるとドキッとしてしまう。
 
ま、こうして自分の欠片に自覚的になりつつ無いものねだりで生きていかざるを得ないのかも。
 



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