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2015もなんたってNHKづくしでした

テレビから考えてみる
若者のテレビ離れという風潮はオヤジにはどこ吹く風、ということで2015年も情報源の6割はテレビからだった。
 
しかも20代のころは、「ケッ!」と背中を向けていたNHKが多数を占めている。
そう、いまもっとも攻めているのはNHKなのだ。
 
フツーな人なんかいない。あんなにも人は無防備に自分を語り得るのか。
 
 
2位:「NHKスペシャル 70年目の戦争と平和
「きのこ雲の下で何が起きていたのか?」「憎しみはこうして激化した 戦争とプロパガンダ」は、視聴率関係なく月一で放送すべき日本人必見プログラム。
 
 
3位:「NHKスペシャル 新・映像の世紀
まだ3回の放送だけど、いまの世界の問題はあの時、あの国、あの人、あの裏切り、あの憎しみから生まれたのか、ということが分かる。問題はいきなり発生したわけではない。
 
 
4位:「LIVE!LOVE!SING!生きて愛して歌うこと」(NHK
阪神淡路大震災から15年後のその日を描いた「その街のこども(脚本:渡辺あや
」(NHK)。
東日本大震災での女川さいがいFMを描いた「ラジオ(脚本:一色伸幸)」(NHK)に続き、両方の災害を題材としたコレ!(脚本:一色伸幸
「福島の被害は神戸みたいにチャラくない」のセリフが響きます。
 
 
5位:「スイッチ達人インタビュー」(NHKEテレ)
特に、西加奈子椎名林檎糸井重里中井貴一本木雅弘真鍋大度、佐藤オオキ✕松井優征、松岡修造✕茂木健一郎よしもとばなな森本千絵あたりは繰り返し視聴の保存版です。
 
 
6位:「おかしの家」(TBS/CBC)(脚本・演出:石井裕也
やっと出てきた民放。深夜のドラマだけど、石井裕也の丁寧な脚本とオダギリジョー尾野真千子八千草薫らの衒いのない演技がお見事。
 
 
7位:「総合診療医ドクターG 」(NHK
言われたことをただ聞いてくるだけのオリエンから脱するには、ドクターGたちの問診力を学ばなくてはならない。
 
 
8位:「64(ロクヨン)」(NHK
視聴率は悪かったみたいだけど、カメラアングル、音楽、編集がとても実験的で、ドキュメンタリーぽさが(いい意味で)息苦しく、隠れた傑作だと思っています。
 
 
9位:「男たちの旅路 車輪の一歩(山田太一)」(日本映画専門チャンネル
30年以上ぶりに再放送された「男たちの旅路」シリーズ。特に障がい者を描いた「車輪の一歩」のメッセージは号泣もの。
 
 
10位:「あさが来た」(NHK朝ドラ)
あまちゃん」は傑作というよりも純粋に楽しむドラマだったですが、「あさが来た」の傑作感は「カーネーション」に近い気がします。登場人物全てへの愛情あふれる脚本に惚れ惚れします。
 
 
こちらも30年以上ぶりの再放送で、12月現在まで5話まで放送中。山田太一のセリフは色あせない。30年も経つと、気持ちの入れ先が鶴見辰吾から山崎努に移ってしまうから、あら不思議。
 
 
 
番外は、NHKの企画力はタメになる、としていくつか。
 
地道な攻めがじわりと効いてくる「障がい者バラエティバリバラ」
 
シーズンⅡの<ヘタウマ><昭和歌謡><ストリートカルチャー>の分析回が妙に納得感があり、また風間俊介のコメントが的確でジャニーズってスゲエを痛感した「ニッポン戦後サブカルチャー史シーズンⅡ」
 
単発シリーズ「岩井俊二のムービーラボ」「佐藤卓のデザインの梅干し」「亀田音楽専門学校」なんかで描かれている学ぶエンタメを、学校も見習えよ!と言いたくなる。
 
レギュラーものとして「東北発未来塾」「オイコノミア「人生デザインU-29」なんかは地道にいいですから、未見の方は是非。
 
 
さあ、みなさんどんどんとテレビ離れして下さい。みんなが見ていないみんなが知らないお得な番組を来年も独り占めさせていただきます。