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ツーリスト・トラップに気をつけろ!

再び白川郷について。
訪れた1月最終の土曜日は、多くの観光客で賑わっていました。
 
調べてみたら白川郷には年間で150万人以上が訪れているようです。白川郷の村民が1600人だから、その約1000倍の人が訪れていることになります。驚きです。
 
でも、その賑わいにも関わらず村に宿泊する人は7万人強で、観光客全体の5%ほどとのこと。みんな数時間散策して、スルッと村から立ち去っていくらしいです。
 
 
 
たしかに白川郷自体、(私個人としては)それほど長くいる場所ではありません。
夏と冬2回行きましたが、正直観光のネタは合掌造りという景観のみで、1〜2時間ほどぐるっと歩けばもう十分です。
 
複雑だなと感じるのは、白川郷は人の営みの場であること。
そうした場所に長居するのは生活している人にとっては迷惑な話なのかもしれない。地元の人との触れあいを求めるのも、こっちは新鮮でもあちらは辟易かもしれない。だからまあ、写真を撮って「おわり」。

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そもそも人口1600人の村がその1000倍の人に対応できるのか、という疑問も感じてしまいます。
シャトル・バス大行列問題は、ネガティブな印象を残しかねなく、他人事ながら心配になってしまいました。
 
 
だいたい年間150万人の人はどれだけお金を落としているんだろう。
飲食や土産物店はそれなりに賑わっていましたが、そういう産業に携わっていない人への恩恵はいかほどなんだろう。
営みの場が観光地になるってことが、フツーの住宅街に住んでいる身としては簡単に想像できない。
 
 
 
最近、仕事でよく行くのが佐久島です。三河湾に浮かぶ人口260人ほどの離島で、アートの島、としてちょっと知られています。

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離島といっても西尾・一色港から20分程でいけるから身近な島で、夏なんか観光客でいっぱいです。でも島の人たちはこれ以上観光客が増えたら対応できない、と痛し痒しのようです。
 
 
 
 
ここのところ仕事で、いわゆる観光地をよく巡っています。大歓迎Welcome!ばかりじゃないってことを感じます。
 
ツーリスト・トラップ(Tourist Trap)というコトバがあります。
混雑しすぎ、値段がはりすぎ、評判ほど魅力がない、マーケティングしすぎている、供給者側の都合を優先しすぎている、などなどらしいです。
 
 
去年あたりから「観光地としてのニッポン」が話題ですが、そろそろ現状を把握して将来像を見据えて、基本的な整備を整えないと。
 
誰だって高いお金を払って出かけるわけですから、トラップは避けるよね。