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人生で大切なことはすべてヨーグルトから学んだ〜戦うべきは当たり前依存症という「リスク」

泊まりのロケのとき、夕食後にコンビニに寄るのが習慣化しています。いけませんねコンビニってのは。
ついつい普段買わないものを買ってしまいます。
 
例えば夜中お腹すくといけないからとスニッカーズとかね。
 
 
で、その日はパック入りの固形ヨーグルトを買いました。家では毎朝食べてるから欠かせません。ロケの日は朝ではなく夜の必需品です。
 
 
ホテルに戻って風呂から出て「ヨーグルト食べよ」とパックの蓋を剥がし「さあ」と構えたら、あらら、スプーンがありません。
 
コンビニ袋をひっくり返して振ってみても、手品の前振りのようにタネもスプーンもありません。
 
 
さあ、どうする?風呂に入ったからもう浴衣姿です。
もう一度コンビニ行く?
ダメです、気が弱いから他に何か買ってしまいそうだし、着替えるのも面倒臭い。
 
 
手には蓋の剥がれたヨーグルト。このまま開けっ放しにはできません。
 
 
考えろ考えろ。
こういう時は、企画を考えている時よりもカット割りを考えている時よりも、頭はフル回転です。
 
スプーンの代わりスプーンの代わりとつぶやきながら、部屋の備品やカバンの中のモノを画像検索です。
 
 
スプーンのような長さや硬さのものがただあればいいってもんじゃありません。
食べ物ですから衛生的にも問題ないものである必要があります。
ヨーグルトでグショグショになっても現状復帰できるもの、もしくは捨ててもいいものでなければいけません。
 
ポイントカード?名刺?ボールペン2本で箸のように?指?それとも液体化して飲み込む?
 
 
人間は考える動物です。
 
糊がなければごはん粒を練り練りしてくっつける。
ラケットがなければスリッパで卓球をする。
ドアストッパーがなければカバンひとつ置いておけば扉は閉まらない。
 
そうです、その気になればスプーンがなくてもヨーグルトは食べられます。
こぼすかもしれないことに注意を払えばなんだってスプーン代わりになります。
 
 
 
中国人観光客が、鍵のかかるトイレに、トイレットペーパー常備に、時間通りの電車に、従業員の丁寧なお辞儀に、驚くのはなぜか。
 
ニッポンてホントすごい国だ。
 
この国の当たり前のありがたさに慣れてしまうと、いざというときにサバイバルできなくなってしまうから要注意だ。
 
 
今、地方のビジネスホテルの小さな部屋の鏡の中に、スプーン代わりに◯◯を使ってヨーグルトを食べる、浴衣姿のオッサンが写っています。
 
 
ありがとう、ズボラなコンビニ店員よ。生き抜く知恵と力を与えてくれて。

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