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「ふるカフェ系 ハルさんの休日」に週一回まったりと。

テレビから考えてみる
去年の夏に2回だけ放映されて「なんだ終わっちゃたのか残念」となっていた「ふるカフェ系 ハルさんの休日」の新シリーズが4月から始まっています。
 
単なる古民家カフェの紹介番組でしょ、なーんて見る前から「ンでしょ」と切り捨ててしまう人は見なくていいです。
いいんですよ。いいんですか。
ホントにいいんですか、この心地よさを味わえなくて。
 
 
「ふるカフェ系 ハルさんの休日」
 
ふるカフェめぐりが趣味(という設定)の渡部豪太が毎回地方のふるカフェを訪ねます。
 
そこで出会う地元の人や町で見かけたアレやコレをきっかけに、古民家と町のステキなストーリーが語られていきます。
 
それは、
古民家に秘められた歴史。
 
かつて栄えたであろう町の文化や産業(の記憶や名残)を「再生」や「再創造」していこうという人たちの活動。
 
地元の食材を活かしたメニューの開発。
等など。
 
ドラマ風でありながら、渡部豪太以外登場人物はすべて地元の人たちです(本人役)
でもって、店名や立地の紹介は一切ありません。
 
 
 
渡部豪太のキャラクター、つじあやののほんわかとした歌声、地元の人の微笑ましい演技など、まったりゆるやかな気持ちになれる30分です。
 
 
 
こういうステキな番組を見るとついつい制作の裏側を想像しちゃいます。
 
リサーチ→取材→人選→地元ストーリーをどうドラマ部分に入れ込むかの台本作り→地元の人への「セリフ覚えておいてくださいね」依頼と調整→狭い空間での効率的なカット割り→天気判断。
といった苦労が、なーんとなく伺われちゃいます。
 
 
もうひとつ想像すると、主人公の渡部豪太には最小限の情報しか与えられていない、のかなと。
 
前半の渡部豪太の少々オーバーと思えるテンションに比べ、地元の人の話〜町の歴史や文化〜を聞くリアクションは、それとは正反対の、「素」のように見えるからです。
「いま始めて聞いてます」的な表情、リアクションなんです。
 
前半、渡部豪太がオーバーテンション気味なのは、このリアルを際だたせるための演出なのかなどうかな?
 
 
Eテレの地味な番組なので、いつまで続くかわからないけれど、とりあえず週の半ばの30分間、まったりと楽しんでます。
 
 
 
 
 
と、ここから独り言。
 
美しい風景や季節ごとの自然もいいけれど、それだけじゃ「行きました写真撮りました」の確認の旅で終わっちゃう。
 
◯◯が美味しいですよ、□□が体験できますよもいいけれど、その美味・体験がそこで生まれた理由や、その場所ならではのストーリーを、一緒に添えて語ってあげると、町や場所に対する興味や関心が3倍増しとなります。
 
そうすることで、1回こっきりの確認の旅から、何度行っても新しい発見のある、愛着の訪問へと変わっていくんでしょうね。
 
 
と、ここまで独り言。
 
 
 
30分間番組見てても結局そのカフェの名前分かんなくって、町のどのあたりにあるのかも分かんないけれど、なぜだか毎回紹介される町が好きになっていくのが不思議です。
 
しかも、あの店あの場所に行きたい!というピンポイントの興味じゃなく、その町全体に漂っているであろう、空気や雰囲気を味わいたいという無目的の好意。
 
末永く愛されるためにはこうした好意をどうやって作り出すかのほうが大切なんでしょうね。
 

 

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