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中国青年が上野オープンテラスで出会ったものとは

これからどうしよう?
中国は北京で、書体デザイナーをしている青年がいます。彼の部屋には、日本のビールの空き缶が大量に飾られています。日本のビールは季節ごとにデザインや書体を変えるなど、彼の仕事にとても参考になるからです。
 
デザイン、という点で日本には興味はあったけれど、日本、日本人に対しては好感を持っているわけでもなく、機会があれば反日デモにでも参加してみるか、なんてことも思ったりもしていました。
 
そんな彼が、日本を訪れました。
 
一週間ほどの日本旅行を終えたあと、彼に日本で撮ったお気に入りの写真を一枚見せて、と尋ねたら、スマホを指でなぞりながら「これ」と示してくれました。
 
 
それは富士山でも寿司でも新幹線でも温泉でもありません。
東京は上野のオープンテラスのカフェで撮った写真でした。
春の日差しを受けたテーブルの上には、彼の食べかけのケーキが乗っています。
そのケーキを、一羽の小鳥がついばんでいる写真です。
 
 
この一瞬の光景に彼は感動したと言います。
小鳥と人間との関係。その距離感。
小鳥にとって人間は脅威の存在だが、そんなの関係なく、小鳥が近寄ってきた。
こんな光景は中国ではあり得ない。
こういう関係は、おそらくきっと永い時間をかけて培われてきたものだと、彼は感じたのです。

www.nhk.or.jp

 

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