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スタンダードになるであろう「この世界の片隅に」は今見ておくべき一本

konosekai.jp

監督の片渕須直さんが言っています。

 

「『ローマの休日』がワイラーの映画だと思う人は世の中にどれくらいいるだろうか。でも、『ローマの休日』はオードリー・ヘプバーンの映画だ、みんな知っている。映画ってそういうものなんだ。

この世界の片隅に』は のん の映画であってよい。そうあるときこの映画は幸せを手に入れたことになる。」

 

 

そうなんです、「あまちゃん」以来やっと逢えました。

のん(能年玲奈)そのものがそこにいました。と書くとアマラーだからの賞賛でしょ、オレあまちゃん見てなかったし、とスルーされる方もいらっしゃると思いますので申し上げます、この映画はそれだけではない!

 


映画『この世界の片隅に』予告編

 

戦争もの、などと身構えたり重苦しく考えたりする必要はありません。

のほほんと生きる「すずさん」という若い女性の日常を覗き見るつもりで結構です。

 

それで、彼女と彼女の周りのひとたちの毎日を、「バカだなぁ」とか「おいおい大丈夫かよ」とか言いながらクスクス笑って見守ってあげればいいだけなんです。

ただひとつ、彼女たちが生きていたのが、空襲警報が毎日鳴り響き、広島に新型爆弾が落とされ、ラジオから天皇陛下の声が流れ聞こえていた時代だったというだけです。

 

そんななかでも、すずさんとその周りの人たちは、健全に普通に、小さなことに笑いや喜びや希望を見出していきます。

生きている限りだれにでも居場所が必ずある。こんな世界の片隅にでもと。

 

 

ここだ!泣き所だ!という演出があるわけでもないのに、途中から目薬をさした直後のようなウルウル状態がエンドまで続いてしまいました。でもって、終わったと思ったら4000万円集めたというクラウドファンディング参加者の名前がズラ~と流れてきて、ああ、この映画って映画関係でもない世界の片隅の大勢の人たちの想いによって出来上がってるんだと、また目薬状態になってしまいました。

 

年末お忙しいかと思いますが、この映画は見ておいたほうがいいような気がするなぁ。多分トトロや火垂るの墓みたいにスタンダートとなっていく映画だと思います。

スタンダートな映画って見るたびに(年齢やそのときの自分の状況によって)新しい発見や感じどころの違いがあるものです。

だから、2016年の今の自分は今しかないから、今後見るたびの違いを味わうためにも今見ておいたほうがいいと思うなぁ。

 

この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

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この世界の片隅に 劇場アニメ絵コンテ集

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「この世界の片隅に」公式アートブック

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